自転車保険
比較

自転車を取り巻く環境

自転車活用推進法が平成29年5月1日に施行され、また皆さんの健康志向などにより以前よりも注目をあつめている自転車ですが、交通事故件数に占める自転車事故件数の割合は東京都内で33.3%、全国では19.1%(いずれも平成29年11月末時点)と、前年度よりも増加しています。埼玉県内でも自転車が第1当事故の人身事故は1,103件(平生29年12月末時点)と、かなりの件数になっています。

そのような状況の中、兵庫県、大阪府、滋賀県、鹿児島県、名古屋市などでは、自転車保険は既に義務化、京都府、京都市、埼玉県でも平成30年4月より義務化となります。

自転車の加害事故例

自転車事故でも数千万円の賠償金を支払わなくてはならないケースも出てきています。

9,521万円

男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。
( 神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)

9,266万円

男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
(東京地方裁判所、平成20(2008)年6月5日判決)

6,779万円

男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。
(東京地方裁判所、平成15(2003)年9月30日判決)

5,438万円

男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。
(東京地方裁判所、平成19(2007)年4月11日判決)

※裁判における判決文で加害者が支払いを命じられた金額です。(日本損害保険協会HPより)

各保険の特徴

賠償責任補償金額で見ると、ドコモサイクル保険が5億円と一番大きな額です。

過去の事故例を見ると、賠償責任補償1億円が目安になりますが、すべての保険がクリアしています。

また直接交渉は避けたいので、示談交渉付きを選ぶと良いでしょう。これはTSマーク付帯保険以外はクリアしています。

70歳前後で年齢制限がある自転車保険が多いですが、さいたまの「サイクル安心保険」、「サイクル安心保険」、TSマーク付帯保険には年齢制限がありません。高齢者の方には年齢制限が無い保険は嬉しいポイントです。

初めてのスポーツバイク購入などでパンク等に不安がある方は、年4回まで、50kmまでという制限が行動範囲内に収まるのかを考えた上で、自転車ロードサービス付きを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

選ぶべき保険は?

各保険の特徴を総合した上で、じてんしゃ安全協会がおすすめするのは、
年齢制限無し、賠償責任補償1億円、示談交渉サービス付き、コストパフォーマンスが高い・・・

サイクル安心保険です。

※一覧に加えて欲しい自転車保険がある場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。